予防接種とは
当院では、主に以下の予防接種を行っています。希望される方は、お電話等にて事前にお問い合わせください。
予防接種を受けられないケース
なお予防接種を希望されていても、下記の項目に該当した方は接種することができません。あらかじめご了承をお願いします。
- 発熱の症状がみられる方(主に37.5℃以上)
- 重篤な急性疾患に罹患されている方
- 接種するワクチンに含まれる成分が原因で、アナフィラキシー・ショックを起こしたことがある方
- 医師に接種を受けることが不適当と判断された方
当院で接種可能なワクチン
インフルエンザワクチン
インフルエンザワクチンは、毎年冬から春にかけてのインフルエンザの流行を予防するためのものです。これはインフルエンザの予防策の中でも最も有効とされています。ワクチンの効果は1回の接種で約5ヵ月続き、接種後2週間程度で効果が現れます。そのため、流行のピークである1月前の12月中旬までに接種を完了することが、効果を最大限に引き出すために重要です。
当院では高校生以上を対象に実施しています。
肺炎球菌ワクチン
肺炎は日本人の死因の中で5番目に多いとされています。肺炎の原因は多岐にわたりますが、最も一般的なのは肺炎球菌による感染です。また、肺炎による死亡者の9割以上は65歳以上の高齢者です。そのため、高齢者向けの肺炎球菌ワクチンは定期的な予防接種となっており、府中市では初回接種に限り費用の一部を助成しています。ただし、以前に肺炎球菌ワクチンを接種している方は助成対象外となります。詳細は府中市の公式ウェブサイトをご覧ください。
帯状疱疹ワクチン
帯状疱疹は、水痘(水ぼうそう)ウイルスが再活性化することで発症する病気で、主に中高年の方に多く見られます。痛みを伴う皮疹が特徴で、症状が重い場合には後遺症として神経痛が残ることもあります。帯状疱疹の予防には、ワクチンの接種が有効であり、特に50歳以上の方には推奨されています。
ワクチンは生ワクチンと不活化ワクチンの2種類あり、効果の持続期間や接種回数が異なります。前者のワクチンは1回の接種で済みますが、効果は5年程度とされています。後者のワクチンは2回の接種が必要で、1回目の接種から2~6か月で2回目を行います。このワクチンの効果は約10年続くとされています。
帯状疱疹のワクチンは、任意接種となっており、費用は自己負担ですが、一部の自治体では費用補助が行われている場合もあります。府中市の公式ウェブサイトを確認してください。